シイタケという食経験のある食べ物が母体となって出来た健康食品です。今ではシイタケはスーパーで手ごろな値段で簡単に買えますが、昔は山にシイタケが生える木をそのまま置いておくという、いつキノコが出来るのか自然任せに近い方法で作られていたそうです。
そのかわりに高値で取り引きされていたようですが、健康に良いというシイタケを何とか沢山出来るように研究が続けられ、ほだ木にシイタケの菌糸を植え付けて確実に出来るような方法が生まれました。野田食菌工業株式会社の当時の社長はそのシイタケの菌糸を作っていたそうです。
ある時、シイタケの菌糸を作っていた培地をしばらく置いたままにしておいたら、シイタケが食物繊維を分解してウィスキーのような褐色の液ができていました。社長は血圧が高かったのですが、試しに飲んでみたら体の調子が良くなり、周りで試してみたところ評判が良く噂になりました。それが「世にも不思議な健康食品」椎菌ドリンクの始まりだそうです。
LEMの中にはβグルカンなどシイタケ由来のもの以外に、バガスの食物繊維が分解してできたリグナンの誘導体や米ぬかの食物繊維からできたヘミセルロースの誘導体など、様々な成分が含まれているそうです。それまでもクロレラや酵素食品といった健康食品がありましたが、シイタケと培地から抽出して作った健康ドリンクはお客様から「良かった」という声を聞く速さが違ったそうです。
当時は何が効くとかいう健康情報が今のように溢れているわけではなく、こんな成分が入った健康食品という販売の仕方ではなく、お客様の反応とそれを他のお客様に進める薬局の方たちの力が大きかったのだと思います。また、お客様に好評なだけに終わらず、また「世にも不思議」で終わらずに、製造・販売していた野田食菌工業株式会社が成分をはじめとして様々な研究をしたことは、当時の健康食品の会社としては画期的で素晴らしいことだと思います。そのこともあって、LEMは椎菌、茸源という製品名で、今でも薬局の信頼が続いている製品です。
そこまで信頼されているLEMに含まれている健康に良い成分は何なのか?
漢方薬のように、いくつかの成分の組み合わせが、たまたま出来ていたからなのか?それとも有効な成分が含まれているのか?
活性成分を調べていくと、良さそうな成分が見つかりました。その組成を調べるとアラビノースとキシロースという炭素が5つ繋がった糖から出来ていて、βグルカンのグルコースという六単糖とは別の成分でした。その糖を含む食物繊維は米ぬかのヘミセルロースです。LEMの中に微量に含まれる米ぬかの食物繊維ヘミセルロースから出来ている物質(今の米ぬかアラビノキシラン誘導体)の活性の高さに注目したのが、発酵古代米の開発者である前田浩明農学博士です。