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健康食品の問題点

健康食品の素材として安全性が一番大事

私は最初の頃は薬のように、出来れば薬以上にがんに効くことを期待して健康食品をさがしていました。「天然物100%だから安全・安心」「全て自然のものからできているので副作用の心配がない」という売り言葉をまるまる信じていました。しかし、間違えて毒キノコの味噌汁で死亡というニュースで目が覚めました。日本で製造されている健康食品の原料は毒性試験を行っていると思いますが、例え塩でも致死量は30~300グラムでお醤油は168~1500ミリリットル。普段口にしている食べ物でも過ぎれば毒となります。
基本的に食べ物と漢方薬、ハーブは違います。薬味という日本語はやはりそのままの意味で受け取って、効果がありそうなものでも普段から大量に食べることはしないのが大原則だと思います。食経験があるものから出来ている健康食品が一番安全です。

試験管内の実験や動物実験の発表で健康食品の有効性は分からない

新聞でも「○○にがん細胞抑制効果、新薬に期待!」という記事が平気で出ていましたが、試験管の中のがん細胞の増殖を抑制するものはそれこそ無数にあります。米ぬかアラビノキシラン誘導体でもあります。が、ひとは試験管ではありません。食べたものがそのままの形で吸収されることはないですし、抑制する物質が吸収されても効果を発揮する濃度でがん細胞のところまで行き、必要な濃度を維持することはまず考えられません。
動物実験では移植したがん細胞の増殖抑制などの結果で「効果あり」とされますが、移植したがんは転移が無く、発がん物質を塗ったり与えたりして発がんさせた動物とは全く違います。しかし時間と手間暇かけてがんにしたマウスなどは非常に高額でやすやすと実験には使えません。臓器移植手術で他人の細胞が定着し難いのはよく知っているはずでしたが…
また学会発表を聞きに行って分かったことは「○○学会発表」はただ発表しただけで認められたわけではないということです。がん免疫療法の発表者が反対質問でコテンパンに批判されたのを聞いて気が付きました。

どんな成分が必要量入っているのかが健康食品では大事

何が主成分で必要な量が入っているかは大事です。漢方を処方する先生にお話しを聞いたところ、同じ原料でも産地、時期、使い方で効果が変わるということと、それぞれの原料の比率で全く違ってくるそうです。健康食品原料の天然素材でも同じように有効成分の量に差があると考えられますし、よく「こんなにいろいろ入ってお得」という健康食品がありますが、原料での結果と製品で他のものが混じった結果は異なると予想されます。いい健康食品原料を混ぜたけど、一種類だけより効かないということはあります。
天然物は化学合成と違い、これが成分だと決定し難いですし、企業秘密で主成分の含有量を出せないこともあると思いますので、製品での臨床試験、データがあれば一番です。安いだけで有効な量が入っていないサプリメントは健康食品ではなく健康イメージ食品です。

 
 
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